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Shell Blog~環境衛生のエキスパートたちが書く、モノやコト~

2014.07.23

排水分析のコツ

研究員のKです。
弊社環境衛生部の検査は、
主に上水、すなわち飲料用水の検査を行っております。
これを装置にセットし分析するのですが、
人が飲める水のため、測定にかかる負担は少ないです。
なぜかと言いますと、
測定したい物質以外の邪魔な物質(妨害物質)が少ないため、
正確な測定結果が得られやすいからです。
しかしめったに依頼はありませんが、
排水などの分析は簡単にはいきません。
様々な物質が高濃度で含まれている場合もあるからです。
そのため妨害物質を除去するなど
適切な前処理を施すことにより、
目的の物質を精度よく分析することができるのです。
この際、妨害物質の影響を考慮しなければならない場合もあるため、
排水等の分析は研究員の腕の見せ所です。
そうした技術が、高精度の検査結果をご提供できる
弊社の武器でもあります。
むしろ測定後に装置を洗浄しなくてはならないときの方が
大変なため、負担が大きいです(笑)。
現在環境衛生部では、さらに様々な水の分析が実施できるよう
またもっと効率よくできるよう、積極的に外部のセミナー等へ参加し、
最新技術の情報を得たり、
新たな分析方法の導入を検討したりしております。
知識・技術の向上は、今後も継続して参ります。

当社HPはこちらから→ www.shell-syoji.co.jp

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