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Shell Blog~環境衛生のエキスパートたちが書く、モノやコト~

2013.07.31

1日に必要な水分量と腎臓の意外な関係

人は1日にどのくらいの水を必要とするか、ご存じでしょうか?
水にちょっと詳しい人なら、すぐに約2リットル」という答えが出てくると思います。
情報によって多少量のバラつきはありますが、さほど大きくは変わりません。
では質問内容をちょっと変えて、
「人は1日に『体内で』どのくらいの水を『使用』するでしょうか?」
と尋ねられて、即答できる方はいらっしゃるでしょうか。
答えはなんと180リットル。一人用のお風呂とほぼ同じ量です。
1升瓶なら100本分にもなります。
ここで腎臓の登場です。
医学的な説明は抜きにしますが、腎臓は体にたまった老廃物を処理しながら、
1日に180リットルの水分を再生するそうです。
計算では、体内の水分を1日に6回ほど繰り返し再生して、
きれいな水分を排出しているようです。
しかし「大量の水分接種が大事」という訳ではありません。
余分な水分は同じく腎臓によって排出されてしまいますし、
何より「水中毒」の恐れがあります。
極端な例では、2007年にアメリカで28歳の女性が
イベント中一度に7.6リットルの水を飲み干し、
「水中毒」のため翌日亡くなる、という痛ましい事故が起きています。
この怖い水中毒についてのお話は、また次の機会に。
※参考:新装版「水とは何か ミクロに見たそのふるまい」
  上平 恒 著  株式会社講談社

当社HPはこちらから→ www.shell-syoji.co.jp

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