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Shell Blog~環境衛生のエキスパートたちが書く、モノやコト~

2012.08.06

採水時の楽しみ

【第4回 新入社員レポート-1 「採水時の楽しみ」 】
はじめまして、新入社員FKです!
入社して約4か月経ち、だんだんと水質検査の採水業務にも慣れてきました[#IMAGE|S45#]
私たちの役目は、検査のためのお水を正しく採取することです。
しかし、例えば、採水場所やボトルの種類を間違えてしまったり、お水の量が少なかったりすると、
正確な検査結果が得られないので、今でも毎回、緊張の連続です!
ところで、この採水時に、私には毎回小さな楽しみがあります。
それは、採水前に行う「残留塩素濃度の測定」です!
そんなことか? と思われたかも知れませんが……。
試薬とお水を入れて、塩素が検出されれば、お水がピンク色に染まるんですよ[#IMAGE|S12#]
その色の濃さで適正な塩素の数値があるかどうかを測定するのですが、
色が変わる瞬間はいつもわくわくします[#IMAGE|S12#]

逆に、いくら待っても色が変わらないとすごく不安になります。
塩素濃度が低いのか、自分の測定の仕方が間違っているのか、
とても緊張する瞬間でもあります。
(なんだか面白そうに言ってはいますが、塩素が検出できないと
 そのほかの項目の検査ができないので、とても重要な作業なのです!)
まだまだ知識不足ではありますが、
これからも安心・安全なお水と環境のために、貢献していきたいと思います[#IMAGE|S6#]

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~先輩社員からのフォロー情報~
<採水とは>
対象施設をご訪問し、各種水質検査のための検体を採取することです。
採取した水は直ちに弊社の水質検査室に持ち込み、検査します。
<残留塩素とは>
一般的に浄水場では水道水を作る際、消毒の為に塩素を加えます。
この塩素は、私達が蛇口をひねると出てくる水道水にも存在している必要があり、これを残留塩素と言います。
この残留塩素は、水道水やプール水の消毒状況を示す項目として
各種法令で基準値・目標値が定められ、測定が義務付けられています。
<残留塩素測定とは>
残留塩素が法令に定められた適正な値になっているかどうかを測定するために行います。
弊社では、水質検査で正しい結果が得られるよう、採水の前に必ず測定を行っています。
もし、残留塩素が検出されない場合は、何らかの理由(例えばビル・マンションなどでは、
設置されている受水槽や配管に問題があることが考えられる)がありますので、
そのような場合、適正な値になるよう改善提案をさせていただいております。
<水がピンク色に変わる訳>
残留塩素の測定には【DPD(N,N-ジエチル-P-フェニレンジアミン)】という試薬を使います。
この試薬は、残留塩素量が多いほど濃いピンク色となり、その濃度を標準比色板と比較し測定します(DPD法)。
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「正確な検査結果をお客様にご提出するために」
このように弊社では、「採水」および「残留塩素測定」を、
お水の安全性に関わる重要な作業であると認識し、弊社の社員が責任を持って行っております。
また、検査を外部の業者に出さず「自社内水質検査室」にて行っていることも弊社の強みの一つです。
その為、検査・報告書のご提出の早さについては、お客様からご好評をいただいております。
水質検査や残留塩素測定について、ご不明な点やご要望などございましたら、
どうぞお気軽にお問い合わせください!
by: 先輩社員KO

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当社HPはこちらから→ www.shell-syoji.co.jp

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