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Shell Blog~環境衛生のエキスパートたちが書く、モノやコト~

2012.06.09

江戸時代から続く、水質検査!

6月も半ばにさしかかり、日に日に日差しが強くなってきました。
水面に映る陽の光も、キラキラと眩しいですね!
今回お届けするのは、そんな季節におススメの『お水にまつわる散策スポット』のお話しです!

【第2回 江戸時代から続く、水質検査!】
新宿御苑横の散策路に、「玉川上水・内藤新宿分水散歩道」が復元されているのをご存知ですか?
玉川上水の歴史的価値を「まちの記憶」として継承していくため、かつての玉川上水跡付近に沿って、
平成21年頃から約3年にわたり整備され、今年平成24年に、全長約540mの遊歩道が完成しました。
もともと玉川上水は、江戸市中の飲料水確保のために、承応元年(1652年)江戸幕府が計画し、
羽村取水口(羽村市)から四谷大木戸(四谷四丁目交差点付近)までの43キロメートルを、
たった90メートルほどの標高差を利用して、土を掘りぬいただけの開渠(こうきょ/小規模な溝状の水路)
で造られていました。
[#PARTS|USER|58591#]
この四谷大木戸にはかつて水番屋があり、ここで市内に入る水質・水量の異物監視等を行い、
玉川上水を厳重に管理監視していたそうです。江戸時代から水質検査をしていたのですね!![#IMAGE|S45#]
(ちなみにかつての水番屋跡地には、現在東京都水道局があり、歴史との縁を感じます。)

現在の水路の水は、かつて引いていた多摩川から来ているのではなく、国道20号新宿御苑トンネル共同溝内に湧き出す地下水を循環利用しているそうです。
水辺には四季の変化が楽しめるよう、約4万7千株の草花が安らぎの空間を提供し、また、水路からの水の蒸発熱による、ヒートアイランド現象の緩和等、都市環境の改善も期待されます。

当社においても、自社内検査室にて、飲料水の水質検査を行っています!
ビルの高置水槽からの水質検査が主ではありますが、とても綺麗な水もあれば、中には「これを飲むの?」と疑いたくなる水もあります。。。
高置水槽や貯水槽の水は震災など災害時にとても重要で、無くてはならないものです。
安全で安心な水を飲む為にも、日々の管理・正しい法定検査は欠かせません。
我々も責任と誇りをもって、日々水と向き合っております![#IMAGE|S17#]

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<参考文献>
・『広報しんじゅく 第2026号』 (新宿区)
・『東京水道の歴史』 (東京都水道局) 
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当社HPはこちらから→ www.shell-syoji.co.jp

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